燕市吉田地区で活動する吉田盆栽緑風会(板倉武司会長)、吉田華道友の会(赤川淳麗会長)、和紙ちぎり絵田中教室吉田サークル(山田美代子代表)は28、29の2日間、燕市吉田公民館で新春恒例の合同作品展を開いている。
吉田盆栽緑風会と吉田華道友の会が毎年1月下旬に合同作品展を開くようになってことしで9年目。その後、和紙ちぎり絵教室吉田サークルが加わってことしで4回目になった恒例の作品展で、2日間で延べ300人以上が訪れる。
盆栽と生け花は1人1席、ちぎり絵は1人2点以内で盆栽14席、生け花17席、ちぎり絵40作品を展示。全体の作品数は昨年を上回り、盆栽と生け花は交互に並べて展示している。
盆栽は風格のあるマツやシンパクと添え物が席を飾る。2月4日に始まる盆栽展の最高峰、国風盆栽展に入選した会員が手掛ける盆栽もある。生け花は華道の教授が会員で、池坊、草月流、小原流の作品が並ぶ。教授の資格をもつ人が増えて会員が増え、作品も増えた。ちぎり絵はパネルに展示し、風景や花をモチーフを中心に絵の具で描かれていると見間違うような表現を見せる作品もある。
盆栽はフキノトウ、ウメ、ボケ、生け花はヤマザクラ、ツバキなどが花を開き、春を先取り。会場は花の香に満たされ、新春にふさわしい作品展となっている。29日は午前9時から午後3時まで、入場無料。