三条市立栄北小学校(坪谷秀雄校長・児童129人)のPTA(山口竜二会長)は29日、同校で毎年恒例の新年の集いを行い、地域の人たちも参加してもちつきと塞の神まつりを行った。
いつ始まったかは定かではないが、PTAの記憶によると、少なくとも40年は続いている行事。もちつきは5年生が学校田で栽培、収穫したもち米を使って体育館できねとうすでもちをつき、昼食代わりに豚汁とともに味わった。
午後から塞の神まつりグラウンドにタケで骨組みを作った2階建の家の高さくらいある塞の神をグラウンドに設置。表には書き損じた書き初めも張った。点火して火が収まると、児童はタケの棒の先につけたスルメを塞の神の火にかざして焼いて味わった。
塞の神を始めた午後1時の気温は5.7度。今の時期では珍しい快晴の好天に恵まれた。約30センチの深さの雪に覆われたグラウンドは、雪が日差しを反射して目も開けていられないほどまぶしかった。
日差し受けていると汗ばむほど熱くなり、塞の神の火の熱もあって防寒着を脱いでスルメを焼く児童も。近年は今の時期に雪があることの方が珍しく、塞の神をするには風情があり、暖かく絶好の日和だった。