金属加工製品製造・販売の株式会社タケダ(武田 太一代表取締役・燕市小関)の「MiLLi SECOND メタルメジャー」がドイツの「GERMAN DESIGN AWARD(ジャーマン デザイン アワード)」のステーショナリー部門で「winner」を受賞した。
「MiLLi SECOND メタルメジャー」は、“コンベックス”とも呼ばれる計測部は薄い金属製で自動で巻き取られるメジャー。アルミの削り出しで、握った手の中にすっぽり隠れるほど小さい。横から見るとそろばんの玉を平たくしたような形状。ひもやチェーンをつけてペンダントにしてアクセサリーになるほど洗練されたデザインだ。税抜き5,000円。
「GERMAN DESIGN AWARD」はドイツデザイン評議会が主催する国際的なデザイン賞で、世界で最も権威ある賞のひとつと言われる。 世界各国の優れたデザインの中からドイツデザイン評議会が推薦した作品だけが受賞候補として認められるため、ノミネート自体が名誉とされ、その審査の厳しさから「賞の中の賞」とも呼ばれる。
最優秀作品には「Gold」、上位優秀作品は「Winner」、優秀作品は「Special Mention」が贈られる。主催者によると約4,000件のエントリーがあり、日本の受賞は38件あり、内訳は「Gold」1件、「Winner」と「Special Mention」が37件。
熟練の技による緻密さとデザインからなる美を追求した見た目、並はずれた高品質感が評価された。「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2015」でも最高賞の経済産業大臣賞を受けており、鈴木力燕市長は31日の定例記者会見で「燕のデザインコンクールは、すごい目をもった審査員の方々に集まって開かれていると感じた」と地元のコンクールに対する評価が高まることも喜んだ。
2016年10月1日から燕市のふるさと納税「ふるさと燕応援寄附金」の返礼品にもなっており、これまでに40個近い申し込みがあった。
また、燕三条地域から5社が共同出展、18社が出品する2月10日から14日までドイツのフランクフルトで開かれる「ambient(アンビエンテ)2017」の会場で、「GERMAN DESIGN AWARD」の表彰式が行われる。