燕市杣木、ローソン燕杣木店(長岡修作オーナー)は1日、燕市横田、障害者支援施設「つばくろの里」と隣接する就労継続支援B型「夢工場つばめ」に「節分」に恵方を向いて食べると開運を招くと言われる恵方巻156本を寄付した。
午前10時半にオーナーの長岡修作さん(69)が施設を訪れ、代表の利用者3人に恵方巻を手渡した。京都・清水寺の祈とうノリ使用のアナゴ、卵焼き、高野豆腐など7種類の具が入った恵方巻で販売価格は1本380円。「つばくろの里」と「夢工場つばめ」の利用者100人余りに職員分を加えた156人に1人1本ずつの寄付で、さっそくこの日の昼食に出した。
利用者は長岡さんに「ありがとうございます」と感謝して握手。職員によると1カ月も前から2月の施設の予定表に恵方巻が書かれていないと心配する利用者もいたと言い、「あたしはここに10年いるけど、いろんなものが食べられてうれしいわ」と話す利用者もいた。
ローソン燕杣木店はクリスマスのクリスマスケーキの寄付とともに恵方巻の寄付を10年以上続けている。長岡さんは「皆さんの笑顔を見ているとやめられない」と素直に喜びを表現する利用者に目を細めていた。ちなみにことしの恵方は北北西。