NPO三条市成人式サポート協会(松永一義代表)は1月30日、国定勇人市長を表敬訪問し、ことしも3月20日の成人式で新成人に寄贈する諸橋轍次博士の座右の銘「行不由径」をデザインした手ぬぐいと、交流スペースや託児ルーム提供などの活動を披露した。
三条市の成人式会場が市町村合併で燕三条地場産業振興センターで開かれるようになった翌年の2007年から活動。三条市の未来を担う若人に郷土の誇りと期待を伝えようと、地域の企業や市民団体や個人に募った浄財で、三条市の歴史や伝統文化にちなんだ品物を作成し、記念品として新成人に贈っている。
午前10時に同協会の松永代表と大野信一副代表が市役所を訪れ、国定市長に手ぬぐいを披露するとともに、成人式会場で開設する無料のフリー交流スペースや託児ルームの提供、リクルート情報の掲示などことしの活動内容を紹介した。
記念品は、これまでにスノーピーク社製のはし、携帯ストラップなどをプレゼントしており、手ぬぐいは今回が4年目。地元三条市北四日町の吉沢染工場で染めつけをしている三条製だ。
フリー交流スペースは、式典開始前の午前10時から正午まで、レストランメッセピア内を新成人に無料開放する。ピザなどの軽食や飲み物も用意して毎年300人ほどの新成人が利用するという。託児ルームは、子どもがいるので参加できないという声を聞くこともあったことから、昨年、初めて開設し、1人が利用した。
松永会長は、三条の企業などの技術の素晴らしさなどを若い人は知らないと言い、三条のリクルート情報も発信していきたいと話していた。
また、手ぬぐいの製作費などは、市内の企業や団体など約50件以上の協賛を得ている。1口1,000円の個人協賛もあり、三条市を担う若者の門出を市民みんなでお祝いしようと、引き続き同事業への協賛を募集している。
問い合わせは、NPO三条市成人式サポート協会事務局の三条市市民活動支援センター(電話:0256-34-8960)へ。