三条市が須頃地区に開設する三条市看護系高等教育機関の開設に係る懇談会(第3回)が13日、市役所で開かれ、市は位置や規模感、事業計画など具体的な内容は2月下旬から3月上旬の誘致候補者との協定締結後に説明する考えを示した。
懇談会は、看護系高等教育機関の開設に向けた施設整備などに関して検討し、市長に意見を述べるもの。水野春芳三条市医師会会長を座長に、郷秀人済生会三条病院院長、近藤鉄也三条市歯科医師会会長、佐藤たづ子新潟県看護協会会長、三富純子新潟県歯科衛生士会会長の5人で構成し、誘致候補者のNSGグループNSGカレッジリーグの阿部悦章新企画室室長がオブザーバーとして参加している。
昨年8月に開催した前回2回では、誘致候補者との協議した結果として、当初、大崎中学校跡地としていた開設場所は、県央基幹病院の建設予定地近隣の須頃地区として用地を確保していく。設置時期については県央基幹病院の開院を待たずにできるだけ早期の開設を目指す。学校種については誘致候補者の意向を尊重して3年生の専門学校とすることが報告された。
構成員からは第1回から、4年制大学を開設するほうがいいのではないかとする意見があり、前回、誘致候補者のNSGグループの具体の構想や4年生大学ではなく、3年生の専門学校とする理由について説明を求めたいとする意見もあった。
第3回の今回も、今後さらに医療も変わり、看護師や歯科衛生士に与えられる役割は幅広く、求められることも増えていくことなどからも4年制大学の検討をしてはとの声があった。また、現状でもいっぱいいっぱいという臨地実習先についての考えなど具体的な質問も多かったが、事務局の高等教育機関設置準備室では、誘致候補者との協定締結後でないと答えられないとし、締結後となる次回には話ができると理解を求めた。