燕市東太田、元燕市議齋藤紀美江さん(70)は15日、燕市役所を訪れて、1月7日に95歳で死去した義母イシノさんの香典返しに代えて自身が理事に就く燕市吉田法花堂、障害福祉作業所「すきっぷ」が新築する作業所建設資金に充ててほしいと鈴木力市長に50万円を手渡した。
齋藤さんは障害福祉作業所「すきっぷ」を運営するNPO法人らいふすてーじの理事に就いている。亡くなったイシノさんは生前、燕市食生活改善推進委員に就き、民謡グループに所属するなど社会的な活動に参加した。
地域福祉にも関心が高く、その意志をくんで、来春の開所を目指して建設中の「すきっぷ」の建設資金の足しにしてもらうことにした。「すきっぷ」は旧八千代保育園の園舎を借りて運営しているが老朽化が進み、特別支援学校からの通所希望もあって利用者が増え、手狭になっていることから、来春の開所に向けて園庭部分に新しい作業所を建設している。
齋藤さんは「厚志を寄せていただいた人たちからも理解してもらえるのでは」と話していた。