燕市は15日から25日まで新潟市・新潟伊勢丹で「越後つばめ天神講菓子展」を開いており、ことしは燕市秋葉町3、白根屋(更科賢吉社長・燕市秋葉町3)が扱う天神講の菓子を販売している。
天神と呼ばれ学問の神さまとされる菅原道真の命日、2月25日に道真をしのんで学業成就や合格祈願などを子どもの健やかな成長を願う行事「天神講」。燕市では、全国的にも珍しく道真など縁起物をかたどった天神講に供える菓子が作られている。
燕市では2011年の天神講から供える菓子のPRに努めるなかで、2015年から新潟伊勢丹での販売を行っており、ことしは市内にある菓子店のなかから白根屋に販売してもらうことにした。
白根屋のシェフパティシェの更科賢祐さん(33)がイチゴ、ユズのフリーズドライのパウダーを混ぜた新開発した粉菓子をはじめ金花糖や生菓子の9種類を販売。株式会社MGNET(武田修美代表)がパッケージデザインと商品のディスプレーをコーディネートし、地下食品売り場で更科さんが販売している。
売れ行きは昨年を上回るペースで好調。更科さんは「天神講を説明すると、へー、そうなんだ、うちでも飾ってみようという人もいる。その積み重ねが大事と思う」と話している。