弥彦村と村内で業務を行う弥彦、弥彦麓、燕、越後吉田の4郵便局は15日、「弥彦村と郵便局との暮らしの安全・安心に関するサービス協定」を締結した。
午後1時半から村役場で調印式を行い、小林豊彦村長と各郵便局長が協定書に調印した。協定の内容は、郵便局が村内で郵便業務中に業務市に支障のない範囲で村に情報提供するもの。情報の提供は、高齢者、障害者、子ども、そのほかの村民などに何らかの異変に気付いた場合、道路の異状を発見した場合、不法投棄が疑われる廃棄物などを発見した場合。
日本郵便株式会社は昨年秋から地域貢献として自治体に働きかけてこうしたサービス協定を結んでおり、県内自治体の協定締結は弥彦村が4、5番目、県央地域では田上町に次いで2番目。
さらに広範な連携を図るため、両者では村内のほかの団体も含めて、来年度中にまちづくり協議会を設置したい考えだ。
小林村長は、2年前に97歳で亡くなった母が最後は17年間ひとり暮らしで、帰省すると鍋ややかんが真っ黒になって怖くてしょうがなかった記憶が鮮明に残っているとし、とくに高齢者の見守りに「大変、心強い」と感謝。弥彦郵便局・芦田裕一局長は「郵便局のネットワークとフットワークを最大限に活用してご協力させていただく」と話した。