三条市の60歳代男性が特殊詐欺で被害900万円 (2017.2.17)

三条署は17日、三条市に住む60歳代の男性Aさんから900万円をだましとられた特殊詐欺被害の届け出を受理した。1件で900万円の被害は三条署管内で過去最高額と思われる。

16日午後1時ころから数回に渡ってAさんの自宅に県警の警察官をかたる女性と男性から電話があり、「架空口座をつくりお金を引き出す犯人を捕まえた。被害のなかにはあなたの口座も含まれていて危ないので、すぐにお金を下ろして自宅で保管してください。警察で預かってあとで返す」などと言われた。

Aさんはその言葉を信じてだまされ、その日の午後4時40分ころに自宅に訪れた男に現金900万円を手渡した。その後、Aさんは家族に相談し、110番通報した。

現金を受け取りに来た受け子は30歳代から40歳代の男性でブルゾン、黒いズボンを着用し、手提げバックとスマートフォンを持っていた。

三条署管内で昨年1年間に発生した特殊詐欺被害は11件で被害総額は1,860万円だっただけに、今回の1件で900万円がいかに高額だったかわかる。

三条署では、こうした詐欺などの不審電話があったら、近くの警察署や警察相談電話「＃９１１０」などに相談や情報提供する呼びかけている。