三条市は17日開かれた市議会市民福祉常任委員協議会(笹川信子委員長)で、旧三条市総合体育館と体育文化センターに変わって建設する「スポーツ・文化・交流複合施設建設」を2019年12月の供用開始とした建設事業のスケジュールや駐車場用地確保などの進捗状況について説明した。
主な説明は、三条市体育文化センター及び三条市総合体育館改築検討委員会の検討状況、建設事業のスケジュール、駐車場用地の確保の状況の3点。
建設事業のスケジュールでは、施設の機能や部屋面積を確定させる基本計画について平成29年3月中旬までに案を取りまとめ、パブリックコメントを実施し、4月か5月に策定。それに基づいて基本設計と実施設計を進め、12月に設計を完了する。
施設整備はスポーツ機能部分と文化機能部分を分けて整備する予定だったが、それぞれの機能を融合させた一体型施設とする。供用開始2019年12月とする。
具体的には、旧体育館は16年12月で解体が完了しており、旧体育文化センターは同9月から17年9月まで1年をかけて解体している。基本設計及び実施計画は16年10月から17年12月までに完了する。建設費は実施設計の内容を踏まえて17年度中に補正予算で対応する。
駐車場用地確保については、旧三条市総合体育館の道路をはさんだ既存の東側駐車場と第1産業道路沿いのコンビニ店との間の田んぼ部分約1,920平方メートルを3月下旬に取得する。旧施設は駐車場の収容台数が足りなかっため、最終的には旧施設の駐車場に収容できた216台分以上を確保するとし、さらなる用地確保を進めていくと話した。
同協議会では、このほか、三条市障がい基本計画における17年度介護保険料率の見直しについて、三条市障がい者基本計画「さんじょう障がい者プラン2007」における計画期間の変更、三条市障がい者雇用促進福祉奨励金交付事業、三条市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題とした。