鈴木力燕市長は21日発表した平成29年度当初予算案で、ものづくりに関心のある学生のインターンシップを燕の中小企業で受け入れるためのマッチングをする「つばめ産学協働スクエア事業」に新たに取り組む考えを示した。
これから活発化するであろうインターンシップの受け入れをシステマチックにやっていこうという取り組み。もともと燕市内の企業では、製造工程を分業していることが多く、複数の企業でインターンシップを受け入れる基本プログラムをつくり、中小企業でも負担なく受け入れることができる。
燕商工会議所工業部会が主導し、すでに今年度の地方創生交付金で補正予算を組んで検討、調査を行っている。それができれば続いて吉田、分水の商工会にも呼びかけていく。
また、インターンシップでは宿泊経費の負担が大きいが、合宿所のような施設があれば「大学、学生にとってもっと魅力的な受け入れ地になる」ことから、確定はしていないが「産業界でそれをつくるために寄付を募ろうという動きが出ている」と鈴木市長は紹介した。