加茂市は24日、平成29年度当初予算案の概要を発表した。病児保育園建設や全小中学校の教室の冷房化なども盛り込んだ一般会計は、前年度比4.3%(5億6,900万円)増の139億4,000万円とした。
午前10時から小池市長が記者会見を開き、「高い水準の市政を堅持しつつ、病児保育園の建設、全小中学校の教室の冷房化、北コミュニティセンター建設、猿毛-加茂駅間の加茂川鵜版の市民バス路線の開通、七谷の堰ノ川の地下分水路の建設、須田の広域農道の延長、消防団員の出勤手当等の県内最高額への増額等のたくさんの重要政策を実施して、市民の皆さまお一人おひとりを最大限にお幸せにする黒字の予算」として、164項目の編成方針や当初予算の概要、主要事業について話した。
国民健康保険特別会計など6つの特別会計を加えた予算総額は、236億7,061.3万円で、前年度比2.9%増。一般会計の歳入は、市税総額が0.8%増の27億8,617.5万円を見込む。
主要事業の1つの病児保育施設が加茂病院敷地の隣接地に建設し29年度中に完成する。また、加茂市の全小学校7校と全中学校5校の計12校の教室の冷房化(3億5,526.9万円)、市営の全体育館(市民体育館、勤労者体育センター、下条体育センター、須田体育館、屋内ゲートボール場を冷房化(2億2,890万円)をはじめ、消防団員の出動手当を3,000円から県内最高の5,200円に引き上げる。
子ども医療費助成事業では、それまでの中学校卒業まで原則無料から今年度の年度途中に高校卒業まで通院は原則無料、入院は完全無料に拡充したが、来年度も継続する