一般社団法人燕市観光協会は燕市と共催で26日、燕市・大河津分水で4月16日に行う第75回分水おいらん道中のおいらん役の二次審査会を開き、27人の応募者の中から3人のおいらん役を決めた。
ことしのおいらん役となったのは、「信濃太夫」に丸山ひとみさん(34)=燕市・会社員=、「桜太夫」に野崎悠希さん(25)=新潟市西区・会社員=、「分水太夫」に大野美和さん(32)=新潟市中央区・県職員=の3人。
応募者の内訳は、県内24人と県外は東京と群馬の3人の計27人。地元燕市は5人だった。書類選考の一次審査会でしぼった14人がこの日の二次審査会に参加し、7人の審査委員で審査した。
おいらん役に決まった3人には、各太夫の名前の入った「おいらん人形」がトロフィーとしてブレゼントされた。また、それぞれの太夫の名前の入ったたすきをかけて、抱負を話した。
丸山さんは「来ていただいた方の視線を釘づけできるように魅力のあるおいらんさんになれるよう精一杯、務めさせていただきたい」。
野崎さんは、「練習ひとつひとつを大切にし、当日は見に来ていただいたお客さまと全員で心をひとつにして、すてきなお祭りにできるようにしたい」。
大野さんは、「新潟県のいいところを、たくさん県内外に伝えていきたい」とそれぞれ笑顔で話した。
3人は、3月12日、31日、4月13日と3回の練習を行い、おいらん独特の歩き方「外八文字」を身につけて、本番にのぞむ。