人気テレビ番組のスタイルを借りた燕市のPR動画「新潟県燕市ダーツの旅!」シリーズに続き、今度は「ブラツバメ」が完成して前編を23日、YouTubeで公開した。
ベースにしたのは言うまでもなくNHK番組「ブラタモリ」。大河津分水路をテーマにし、大河津分水路のファンサークル「Love River Net」代表の樋口勲さんを案内役に分水小学校4年生4人がいわばタモリさん役の訪ね人となって出演する。
お題は「大河津分水路は、どうしてこの場所にできたのか?」。信濃川大河津資料館で地図や地元の五千石遺跡を調べている。
昨年は分水地区の信濃川堤防が破堤して越後平野のほぼ全域が浸水した大水害「横田切れ」から120年。その治水のために建設された大河津分水路は今も改修事業が進められており、その背景をなどを探って分水路の大切さや信濃川の人々のかかわりに迫る。前後編の2本に分けてそれぞれ約20分の動画に編集し、後編は3月中旬の公開予定だ。
燕市は、日本テレビ系列のバラエティー番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の「日本列島 ダーツの旅」のコーナーを参考に、市内の特定の町内を突撃取材する動画「新潟県燕市ダーツの旅!」を2015年9月からこれまでに5本制作した。
移住、定住に軸足があったが、今回の「ブラツバメ」は燕市の歴史文化にフォーカス。学校や地域活動での学習教材にも使えるようDVD化して学校や図書館に配布する。配信ペースは未定だが、今後も市内の指定文化財などをテーマに制作し、これまで通り撮影から編集まで職員が行って原則ゼロ予算で燕市をアピールする。