2月25日、東京・赤坂にあるTechShop Tokyo(アーク森ビル)にて「TSUBAME HACK!vol.3」が行われました。
「TSUBAME HACK!」は、学生・エンジニア・クリエイターなど多種多様な人たちが、テーマに沿ったアイデアを出し合うイベントで、今回で3回目の開催となります。参加者は、燕のものづくりの歴史と技術に触れながら"ワクワクする雑貨"の試作品を創りました。
リポーター:燕市 商工振興課 高口弥美
TechShopを見学する参加者
TechShopは、米国発の会員制オープンアクセス型DIY工房で、広いスペースに設置された金属加工、溶接、木工、樹脂加工、テキスタイル、カラーリングなどのさまざまな工作機器により、誰もが自由にアイデアをカタチにできる場所です。
まず、参加者は会場となったTechShopを見学。スタッフ案内の元、工作機器について説明を受けました。
その後、インプットトークとして株式会社MGNET代表取締役で燕三条工場の祭典実行委員長の武田修美氏が登壇。自社のヒット商品であるマグネット製名刺入れが完成するまでのルーツや、地場産業における工場の祭典の役割など、分かりやすくお話いただきました。
武田さんのお話に、皆さん真剣に聞き入っていました
午後からは、少人数のグループに分かれ、アイデア出しのイベントがスタート。
燕のものづくり技術を用いて、今までにない「ワクワクする雑貨」を試作するのがゴールです。
話し合いの時は真剣な表情
最後は各グループによるプレゼンテーション発表。
審査員として、武田修美氏、TechShopTokyo代表取締役社長の有坂庄一氏、株式会社メディアジーンCSO芹沢樹氏の3名に総評していただきました。
左より武田氏、有坂氏、芹沢氏
その結果、見事オーディエンス賞とTechShop賞の2冠に輝いたのは、「チーム2」の<マスキングテープカッター>。
TechShopの有坂社長からも「ぜひTechShopでカタチにしてほしい!」と絶賛の声が上がりました。
そして、最優秀賞に選ばれたのは、チーム「吸いつく金属」の<sutto−すっと−>。
パワーポイントによる明快なプレゼンで、リンギング(金属をすり合わせることで接着力が発生すること)を利用したスタイリッシュな箸置きを提案。まさに燕のものづくり技術と、感度の高いアイデアが融合した"ワクワクする雑貨"となりました。
賞品はTSUBAME HACK!とTechShopのロゴ入り名刺入れ(?MGNET)