「ひな祭り」の3日、燕市立燕南こども園(南波紀子園長・園児109人)は午前10時から同園でひなまつりコンサートを開き、市内の女性2人の歌遊びユニットが出演して園児からひなまつりにちなんだ音楽を楽しんでもらった。
出演は5、6年前からふたりで活動している燕市児童研修館「こどもの森」の元館長で塾を経営する関崎智弥さん(54)とピアノ講師の田中純子さん(56)。子どもたちを対象に保育園などに出演するだけでなく、保育士や小学校教諭の研修の講師に呼ばれることもある。
燕南こども園は毎年、ひな祭りにゲーム大会を行ってきたが、いつも同じ内容ではと、ふたりのユニットに出演を依頼した。園児のほかに併設する支援センターの幼児と保護者ら約20人も参加。ステージに豪華な8段飾りのひな人形を飾り、園児が作ったおひなさまの作品も壁に飾った会場でオリジナルの人形遊び「とりかえっこ」でスタートした。
カラフルなビニール袋に空気を入れてバレーボールのようにたたいて遊んだり、鳥や雪だるまがひな人形に変わっていく折り紙シアターなどを披露した。ふたりで歌ったり、田中さんはキーボードも演奏したり。園児は夢中になって話に聞き入り、体を動かし、最後はみんなで「うれしいひなまつり」を歌って終わった。