協同組合新潟県異業種交流センター(佐藤健之理事長)は2月25日、新潟県の明るく豊かな社会の実現を目指して活動する団体などを表彰する第14回NIKS地域活性化大賞の表彰式を行い、16団体を表彰。県央地域からエントリーした「燕三条『畑の朝カフェ』」が大賞に次ぐ優秀賞を受賞した。
同協同組合は、県内の約2,700社が加盟。県内の異分野の経営資源を持ち寄って組合企業の体質改善、技術進歩、新分野開発を図っている。地域活性化大賞は、公募で地域活性化に功績のあった団体を顕彰しようと開き、14回目。
今回は、22団体から応募があり、先の1次審査で8団体にしぼり、この日、表彰式を前に、正午から新潟市・イタリア軒で説明発表会の2次審査を行った。7人の審査員が、対象の8団体の発表を審査し、大賞(賞金50万円)1、優秀賞(30万円)2、期待賞(15万円)5、あわせて奨励賞(5万円)8の計16団体を決めた。当初、優秀賞は1団体だったが、2団体がその対象となり、1つを増設した。
表彰式では、佐藤理事長が各賞の代表者一人ひとりに表彰状と賞金の目録を手渡した。大賞は、中高生向けのキャリア教育マガジン「みらいずBOOK」(新潟市西区、NPO法人みらいずworks・小見まいこ代表理事)が受賞した。「みらいずBOOK」は、子どもや若者の社会的、職業的自立を促すキャリア教育の取り組みをサポートする教材として、学校を通じて中高生に無料配布している。近い将来、一緒に社会をつくっていく中高生が、心から実現したいと思うことを軸にした主体的な進路選択ができるようになることと、新潟で働くことが選択肢のひとつになることを目的とする。
優秀賞は、「燕三条『畑の朝カフェ』」(燕三条プライドプロジェクト 畑の朝カフェ実行委員会・渡辺康弘実行委員長)と、耕作放棄地を有効活用し、シニア世代が元気になる「現代型市民農園」(新潟市江南区、株式会社ベジ畑・重泉篤史代表取締役)が受賞した。
このほか、県央地域では、小学生が日常生活ではありえない空腹を体験する「寺子屋つばさ はらぺこ塾」(高橋克典代表)が奨励賞を受賞した。