男女共同参画を目指す第12回ひとひとフォーラム「パパを楽しむコツ!みんなで子育てを考えよう」が、5日(日)午前10時から午後3時半まで三条市総合福祉センターで開かれる。
午後からの講演会を前に午前は、女と男のコミュニケーション講座、大道芸、遊びの広場の3つのイベントが同時に行われる。
女と男のコミュニケーション講座は、三条女性会議が担当し、午前10時半から正午まで。新潟経営大学の市島清貴教授を講師に「自分と未来は変えられるんだ!少しの勇気があれば」のサブタイトルで、女性と男性のコミュニケーションの特徴を学ぶことで、家庭や地域、職場などでの関係性を円滑にする方法を身につける。
大道芸はNPO法人三条おやこ劇場の担当で午前10時から正午まで「コマのたけちゃんと遊ぼう!」。大道芸人のたけちゃんが、こまやけん玉、ヨーヨーなどの昔のおもちゃを使ったパフォーマンスを披露する。
遊びの広場は、三条市消費者協会の担当で午前10時から正午まで。千本引き、魚釣り、イライラ棒など室内のゲームで楽しんでもらう。
さらに会場には飲食コーナーも用意し、JAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」がドーナツ、から揚げ、ハムカツ、パン、ジェラートなどを販売する。
午後1時半から3時半まで講演会で、講師は在宅翻訳家で子育て主夫の堀込泰三さん。堀込さんは1977年生まれ。東大大学院を経て大手自動車メーカーでエンジン開発に携わり、2007年に長男が生まれると2年間の育休を取得した。
子どもと過ごす大切な時間を増やすために会社を辞めて「子育て主夫」に転身。家族でアメリカ生活を送り、今は日本で翻訳やライターをしながら2児を育てている。著書に『子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事』(言視舎)がある。
講演途中の休憩時間に新潟県栄養士会三条支部と三条市食生活改善推進委員協議会の担当で「下田産さつまいもを使ったスイーツタイム」を設け、来場者にサツマイモのスイーツをふるまう。さらに講演後は来場者にタマゴ4個入りのプレゼントもある。
男女共同参画事業として、「ひと(女)」と「ひと(男)」が自分らしい生き方ができるきっかけづくりの場にと毎年、三条市などの主催でフォーラムを開いている。ことしは親子で楽しめる内容になっており、これまで参加したことのない人にも気軽な来場を呼びかけている。