三条飲食店組合(岩城守組合長)は7日、三条市月岡地内の新潟県立月ヶ岡特別支援学校(塩原隆之校長・177人)にラーメン慰問を行い、昼食として児童生徒にプロが調理したラーメンを食べてもらった。
ラーメン慰問は同組合青年部が40年近く前に始めた。35回目だった平成26年度で一度、区切りをつけて終了したが、組合内の若手から声が上がり、ことしは3年ぶりに慰問を復活した。
慰問には16人の組合員が参加し、児童生徒の分におかわりや職員、ボランティアの分も含めて、約300玉のめんをゆでた。チャーシュー、ナルト、メンマ、ノリ、ネギをトッピングし、しょうゆラーメンを提供した。
調理に参加したのは、定休日の組合員が中心で、スープやチャーシュー、メンマなどの材料の仕込みも分担して行った。丼は組合各店が協力し、店で使っているものを提供。店内と食べるのと変わらないラーメンだ。
調理室の中は分業体制で、大きな鍋に30玉ずつを一度にゆでて、ざるで揚げ、丼に分ける。麺の入った丼は次のテーブルに運び、スープを入れ、目が回るくらいの速さで次々とトッピングを載せ、「あがったよ」とあっという間に完成した。
できたてのラーメンを味わう児童生徒は「うまーい」、「あっちぇー」と、ほとんどがスープまで飲み干した。ラーメンが好きで、新しい店ができると家族で食べに行くと話していた生徒も、ひとくち目に「おいしーい」と言ってからはしを止めずに一気に平らげた。