三条市上野原、中小企業大学校三条校の看板コース「経営管理者養成コース」の受講者OB会「会縁会(ええんかい)」(明田川賢一代表幹事)は11日、同校で第17回総会を開き、次期代表幹事に燕市・有限会社熊倉シャーリングの専務取締役、熊倉正人さん(35)を決めた。
新潟、長野、石川の会員24人が出席し、会計報告のあと、4月1日からの任期の次期代表幹事と次期会計監事を選出した。次期代表幹事に第15期受講生の熊倉さん、会計監事に第13期受講生の三条市・相場産業株式会社代表取締役の相場健一郎さん(38)を決めた。
次期代表幹事に決まった熊倉さんはあいさつで、燕市に戻った7年前に経営管理者養成コースに参加したことから振り返った。当時はリーマンショックの直後で会社は忙しくなく、屋根のペンキ塗りをしていたというくらい危ない状況で、その時に同コースに出会い、今の自分があるのも養成コースが礎となっていると話した。
中小企業大学校でも以前、新潟は人で育つというキャッチフレーズもり、同校での研修が中小企業の基盤になっていると強く思っており、「今後もみなさんの企業の人材を育成していただけるよう、会縁会を中心に平成29年度も積み上げていけるよう代表幹事として務めさせていただきたい」と話し、会員の協力を求めた。
総会後は、特別研修会に移り、新潟経営大学観光経営学部長のイワン・ツェリッシェフ氏を講師に、「新潟県の経済・社会活性化の支店〜観光ともおづくりで新潟をもっと元気に!〜」のテーマで特別講演を聴き、グループディスカッションを行った。
経営管理者養成コースは、経営管理者として必要となるマネジメント手法や実践手法などについて体系的、総合的に習得するプログラム。毎年開講しており、今年度で23期が修了した。「会縁会」は、同コース創設から10年目にOBの相互交流や受講後の同校との連携を図ろうと発会した。