三条飲食店組合(岩城守組合長・118組合員)は17日、糸魚川市大規模火災で被災した人のために役立ててほしいと、会員各店に設置したペットボトルの募金箱に寄せられた善意など32万円近くを三条市共同募金委員会を通じて寄付した。
同組合では、各地で大きな災害が発生したときなどに、会員各店にペットボトル製の募金箱を置き、来店客などからの善意を集めて寄付している。
今回は、昨年12月の糸魚川市での大規模火災で被災した人たちを支援したいと12月25日から2月末まで約2カ月間の募金活動を行った。さらに、組合員と関係業者など計69人が出席した同組合の新年会でも募金箱を回して協力を呼びかけた。
16日午後、同組合では各店から回収したペットボトルの募金箱の開封作業を行った。ペットボトルの中には、たくさんの硬貨と千円札などのお札もかなり入っており、新年会の募金箱には1万円札も入っていた。
ケースに入れた善意の重さは、「ビール1ケースより重い」。岩城組合長は、各店のお客さんや取引業者など、快く協力してくれた人たちに感謝していると話した。
寄せられた善意は、ペットボトル募金が26万5,711円。組合と取引業者からが5万2,480円の合わせて31万8,191円。16日午後、岩城組合長らが同委員会事務局の三条市社会福祉協議会を訪れ、小林東一事務局長に手渡し、被災した人たちが1日も早く元通りの生活ができるようにと願った。