31日で閉校する三条市立三条小学校(小林修校長・児童77人)で21日、一足早く3学期の終業式が行われ、最後の通知表が手渡された。
4月1日から裏館小学校に統合されることから、その準備のためにほかの小学校より2日早い終業式。同校創立144年の歴史で最後の終業式は、午前8時半から体育館で、いつもの終業式と変わりなく行われた。
1年生の2人が3学期に頑張ったことや新年度の抱負を発表。小林校長はあいさつで、「きょうで3学期のお勉強は終わりですが、明日、6年生が卒業するという門出の卒業式があります。もう1日、元気で、すばらしい三条っ子を見せてください」と話し、3学期の児童の頑張りに感謝すると述べた。
終業式のあと、それぞれの教室に戻り、通知表を受け取った。翌日に卒業する6年生の教室では、堀川千恵教諭が19人の児童一人ひとりに、「〇〇頑張りましたね」、「○○がとても楽しかったですね」、「○○がよくなりましたね、自信をもって頑張って」と声をかけて児童に通知表を手渡した。
堀川教諭は、中学校入学までは三条小学校の生徒です、3つのことを守ってほしいと、「命」、「信頼」、「プライド」の3つを黒板に書いた。「三条小学校の卒業生というプライドを守ってください」、「自信をもってください、そのままのあなたが三条小学校のプライドです」と話し、児童たちは顔を上げ、静かに聞いていた。