26日、新潟市南区で国道8号を600メートル近く歩行者天国にして「春まちフェスタin南区 〜寄り道していきなせや〜」が開かれた。テントブースやおしゃれなオープンカフェが連なり好天に恵まれて大勢の市民でごった返した。
白根青年会議所をはじめ、地元の白根、味方、月潟の商工会や各種団体、国交省、新潟南署、新潟市など13団体で構成する「国道8号空間再編成実行委員会」が主催。新潟南署や白根小学校が面した能登交差点から白根交差点まで、車両通行止めにした国道8号の約600メートルの区間が会場になった。
テントブースには20の特産品販売や意ベントのブース、オープンカフェの「春まちマルシェ」には50を超す飲食店が並んだ。消防、警察、自衛隊の車両展示や大凧絵付け実演、まち歩き、ステージイベント、車の衝突回避に自動ブレーキや小型モビリティの体験もあった。
国道8号白根バイパスが2018年度の全線開通を目指して工事が進められている。全線開通すると、市街地を通る今の国道8号の交通量や、まちなかの人の動きなどが大きく変わることが予想されることから、イベントを通して誘客効果や来場者の交通手段、交通規制の影響を検証し、白根バイパス全線開通後の「まちなか活性化策」を考えていこうと初めて開かれた。
この日の新潟の最高気温は10.3度にとどまったが、絶好の青空が広がり、通り抜けるのも難しいくらい混むこともあった。国道8号白根バイパスが完成している区間なので交通には大きな混乱はなかったようだ。