ライオンズクラブのスポンサーの支援で海外へ留学できる交換制度「YCE事業」で、県内のライオンズクラブが3月29日から4月21日までタイ人女性を受け入れている。
受け入れたタイ人女性はチャッタラーポン・ルンヤーさん(18)。タイの東北部に住み、12歳から18歳まで通う中学を卒業し、看護師を目指してまもなく大学に進学する。昨年もYCE事業で東京都と福岡県を訪れている。
県内のライオンズクラブでは昨年もマレーシアの男性を受け入れている。今回、新潟、群馬、茨城、千葉、栃木の5県で構成する333地区ではルンヤーさんのほかにタイからもうひとりを栃木県で受け入れる。
ルンヤーさんは田上町・田上ライオンズクラブ、燕市・分水ライオンズクラブ、湯沢町・湯沢ライオンズクラブの順に各クラブが1週間ずつ担当してさまざまなプログラムを用意している。
最初に担当している田上ライオンズクラブ(白木和範会長)は31日、佐藤邦義田上町長を表敬訪問した。佐藤町長が「日本で何を学びたい?」と聞くと、ルンヤーさんは前回の来日が都会だったこともあり、「日本の生活や仕事が見たい」と日本の暮らしに興味をもつとともに、田上町のようすに親近感をもっていた。
このあと田上ライオンズクラブでは、田上うめまつりの見学、みそづくりやこうじづくりの体験、結婚式場の見学、新潟市南区でたこ揚げやたこ作りなどのプログラムを計画している。