約8ヘクタールの畑に植えられた2,000本のウメが育つ田上町梅林公園で2日、第19回田上うめまつりが開かれ、好天に恵まれてたくさんの見物客でにぎわった。
花の見ごろにあわせて田上町観光協会(野沢幸司会長)を中心とした実行委員会の主催で毎年、うめまつりを開いている。公園のウメはふだんも自由に観賞できるが、うめまつりでは田上町の観光協会と旅館組合をはじめ地元団体が8つのテントを張って出店。田上産のウメの品種「越の梅」を使った梅加工品や梅酒のほか、飲食などの販売を行った。
畑のウメはほとんどが白い花をつける「越の梅」でほぼ満開。観賞用に植えられた数十本のシダレウメなども花盛りで、曇りがちだったものの雨の心配はなく、絶好の花見日和だった。
園内はさわやかなウメの香りが漂い、ビニールシートに座って弁当を広げる家族連れもあれば、一眼レフカメラで花をねらうカメラ愛好者もいた。