東京ヤクルトスワローズOBによる少年野球教室「つばめ野球教室」が9日、スポーツランド燕で開かれ、燕市内の少年野球チーム13チームから約200人が参加して往年の野球界で輝いた7人のOBから指導を受けた。
燕市とスワローズが進めるコラボレーション事業の一環で2011年から毎年開き、ことしで7年目。“ギャオス内藤”の芸名でも知られ、新潟アルビレックスBCの監督の経験もある投手だった内藤尚行さん(48)をはじめ、捕手でスラッガーで知られた八重樫幸雄さん(65)、内野手だった坂巻豊さん(77)の3人は初来燕。昨年に続いて赤井喜代次さん(73)、渡辺隆博さん(70)、松岡弘さん(69)、井原慎一朗さん(65)が来燕した。
外の野球場で行う計画だったが、残念ながら雨降りのため体育館を会場に。いちばん若い内藤尚行さんが中心になって教室を進め、ストレッチ、ウオーミングアップを行ってから走塁やキャッチボールを練習した。
内藤尚行さんはテレビで見る通り大きな声に、大きな身ぶり手ぶりで熱血指導。 笑いもまじえて「それだよ、お前たち、その動きだよ!」と子どもたちをのせ、子どもたちに質問して考えさながら「ベースランニングでいちばん大事なのは全力疾走」などとポイントを指導した。
八重樫幸雄さんは現役当時、足を開いて大きく構えたバッティングフォームが印象的だった。めがねをかけて打席に立っていたが、この日はめがねをかけていなかったので、当時の八重樫幸雄さんの活躍を知る人でも顔を見てもぴんと来なかったが、捕手が盗塁を刺すために少しでも早く二塁へ送球するための技術を細かく指導していた。