旧三条市立荒沢小学校を拠点に三条市下田地区で活動するNPOソーシャルファーム三条と地域おこし協力隊は、下田のサツマイモから醸造した芋焼酎(いもしょうちゅう)「五輪峠」を5月中旬に発売するため、その資金をインターネットで支援者から調達するクラウドファンディングで募っている。
16日の締め切りまで残り3日となった13日午後6時までの支援額は、目標の200万円に対し3分の1の66万4,000円にとどまっている。目標を達成しなければ1円も支援金を受け取れず、支援のラストスパートを呼びかけている。
クラウドファンディングは「FAAVO」を利用。支援コースは千円、3千円、5千円、1万円、2万円、3万円、5万円、10万円の8コース。支援のお返しは千円でお礼の手紙、5千円なら「五輪峠」四号瓶(720ミリリットル)1本を受け取れ、10万円なら「五輪峠」のプレミアム5リットル瓶1本も含まれる。
地元農家に栽培してもらったサツマイモで芋焼酎を作り、お返しとして作った芋焼酎をプレゼントする「芋主プロジェクト」に取り組み、東京五輪もにらんで「五輪峠」と命名した本格芋焼酎が誕生した。出荷の仕上げ作業は福祉作業所ピュアハウスで行い、売り上げの一部はパラリンピックの支援に充てる。
今後もプロジェクトを継続し、下田の特産品となり、地元の農家の収入につながることに期待しており、支援を待っている。