三条市・三条ものづくり学校は、2015年4月のオープンから2周年を記念して15(土)、16(日)の2日間、校内全体を使って「工場蚤(のみ)の市」を開き、燕三条地域の職人やクリエイター、デザイナー自らが出店者となったマーケットや体験型のものづくりワークショップ、キッチンカーも用意して来場者を待つ。
2日間とも午前11時から午後4時まで。マーケットは旧体育館の多目的ホールを会場に約50ブースに出店。ワークショップは多目的ホールのほかに空き教室も使い、15日は30、16日は31のコンテンツで行われる。
ワークショップでは、新潟市のデザイナー、タナカルリさんが粘土で作った不思議な生き物を三条市の米山工業が3Dプリンターで複製し、それをタマゴから取りだして彩色、アロマディフューザーに取り付けるワークショッや、加茂市・イシモクによるつるつる桐たまご教室、三条市の包丁メーカータダフサによる木のトレー作り、東京都の里山ハンモックによるハンモックを編む教室、加茂市のマルガリータキッチンによるカップケーキのデコレーションなど盛りだくさんだ。
また、三条ものづくり学校には、全国のミニ四駆ファンの注目を集める常設のミニ四駆コースがあるが、蚤の市では校内に4つのコースを設置し、4コースの合計タイムを競う競技も行われる。
昨年初めて1周年記念イベントとして「工場蚤の市」を開いた。1日の開催で3,166人が来場した。予想を大きく上回る動員だったが、混雑して迷惑をかけた部分もあり、今回は昨年と比べてマーケットは4割増し、ワークショップは2割増し。開催日も2日間としてゆっくり買い物したりワークショップに参加したりできるよう計画した。
三条ものづくり学校の斎藤広幸事務局長は「昨年以上に工場蚤の市のイベント感を前面に出し、楽しめて迫力、ボリュームが感じられるものになると思う」と話し、大勢の来場に期待している。
当日は三条ものづくり学校の駐車場は利用できず、臨時駐車場として三条市民プールとパール金属、16日はそれに加えてメッツ嵐南薬局のいずれかを利用する。パール金属からはシャトルバスの送迎がある。