16日(日)の燕市・分水おいらん道中を前に13、14の2日間、サクラ並木のライトアップが行われているJR分水駅を目的地に臨時列車「えちご分水夜桜号」が運行され、3人のおいらん役が乗客を出迎えた。
分水駅は改札と反対のホームの後ろに長さ200メートルに渡ってずらりとサクラの木が並んでいる。ライトアップも見事で、2013年から毎年、新潟駅発着で「えちご分水夜桜号」が運行されている。
ことしもお座敷列車「NO.DO.KA」3両編成が運行され、13日は定員の93人に近い乗客があった。サクラ並木はほぼ満開で、午後8時の気温は三条で7.1度の冷えたが雨の心配はなく、夜桜見物には絶好だった。
おいらん役の3人は直前までおいらん道中での歩き方のけいこをしており、踊り浴衣にピンクの羽織を着てそれぞれの相方となるほうかん役とともに列車を迎え、乗客にパンフレットを配ったり一緒に記念写真に収まったりして、おいらん道中をPRした。乗客は想像以上の夜桜の美しさに声を上げて驚き、うっとりと見入っていた。
また、15日は初めての昼の臨時列車「えちご分水お花見号」が運行される。これも「NO.DO.KA」3両編成で行きは新潟駅発午前10時39分、分水駅着12時00分、帰りは分水駅発14時23分、新潟駅着15時43分。燕市観光PRキャラクター「きららん」が登場し、下車後は越後の禅僧、良寛も過ごした地蔵堂商店街や駅前の桜茶屋で地域の特産品などの買い物を楽しんでもらう。