新潟県地金魚生産組合(石丸孝行理事長)は15、16の2日間、長岡市・いやしの郷で「越後地金魚ジャパンオープン」を初めて開き、新潟県で改良した金魚の一品種「玉サバ(タマサバ)」の品評会や販売を行っている。
新潟県地金魚は本県で改良された金魚。玉サバは錦鯉の産地の中越地方で生まれた品種で、流金型のぷっくりとした体型だが、尾はコイの尾を長くした吹き流しのようで、泳ぎは俊敏だ。
近年、外国への輸出が多いが、国内の愛好者も増えてきていることもあり、販路拡大につなげようと、生産者でつくる同組合が主催し、初めての開いている。今後、春と秋の年2回の開催を予定している。即売会も実施する生産者による開催はファンにとっては貴重で、1回目の今回も注目が高く、全国の地金魚ファンから問い合わせの電話が数多くある。
初日15日午後から審査、翌16日は一般公開と販売。今回は同施設内の「釣り堀」の一画を会場に、63匹が出品された。審査員は流通業の3人で、1尾ずつが入った水槽に顔を近づけたりしながら、形などを中心にじっくりと審査した。16日は、午前9時から午後3時までで、品評会の結果の一般公開や販売を行う。
会場のいやしの郷は、切花の加工・卸売業などを行う株式会社中越(石丸孝行代表取締役・三条市西本成寺2)がサカキの栽培をと長岡市黒坂地内の土砂採石場跡地役66万平方メートルを取得したもので、あわせてヤエザクラを中心とした花木で埋めつくし、交流人口を増やしたいというプロジェクトに取り組んでいる。
園内は、無料区画と有料区画に分かれており、「越後地金魚ジャパンオープン」の入場は無料。