県央地域の市街地ではサクラ「ソメイヨシノ」の花は終わりを迎え、三条市の山手や下田地区は満開。同地区のシダレザクラなど種類によってはこれからが見ごろになる。
なかなか本格的な春の陽気が続かないが、気温が14.9度まで上がった20日の三条市では、市街地のソメイヨシノは葉桜になり、満開は山手へと移った。
月岡の三条市総合運動公園内の運動広場脇のサクラ並木は満開から散り始め。カタクリは終わりで、ショウジョウバカマやスミレ、イカリソウなどの山野草が咲いている。道心坂では、たくさんの花をつけた古木も満開から散り始めだ。
下田地区では、雪解けが進んだ粟ヶ岳を背景にあちこちでソメイヨシノが満開。諸橋鐵次記念館でもソメイヨシノは満開で、シダレザクラは濃いピンク色のつぼみをつけていた。
国道289号からも見える笹岡地内の神明宮では、10本余りのソメイヨシノが満開。国道沿いの手入れされた民家の庭の多くのサクラも見ごろを迎えている。予報では今のところ、週末の三条市は雨の心配はなさそうで、23日(日)は諸橋鐵次記念館向かいの「道の駅 漢学の里 しただ」でリニューアル4周年記念イベントも行われ、週末の下田地区は花見の行楽でにぎわいそうだ。