2013年3月のオープンから「みんくる」として親しまれてきた三条市・一ノ木戸商店街の三条市仲之町にある中心市街地拠点施設は、4月から名刺入れ専門店で商品開発の支援も手がける株式会社MGNET(マグネット)(武田修美社長・燕市東太田)と割烹の有限会社魚兵(結城靖博代表取締役・三条市一ノ門1)が事業提携する「まちづくり事業部」の運営に変わり、新たに「TREE」の名称で再出発する。
22、23日とプレオープンする。午前11時から午後4時まで三条の商店街で調達した食材で商品開発したオリジナルハンバーガーとポテト、ドリンクのセットを1,000円で販売。午前10時から午後4時まで「クリエイタースペース」で地元、県内で活躍する若手クリエイターの展示、販売会を開く。
午後4時から5時半まで「treeトークセッション」を行い、tree立ち上げメンバーと一緒に三条での若者の可能性について話し、誰でも参加できる。午後6時から8時まで予約制のディナーコースを用意して「アウトドアな空間でディナー体験会」を開催。2時間飲み放題のコースメニューを4,000円で味わってもらう。
昨年度は、「男女ともに、働きながら、産み育てやすい地域を築き、次世代につなぐ」をミッションとする一般社団法人マドンナ・ワークスが「みんくる」を運営したが、「TREE」では大きく形を変える。
中心的な機能は入り口側の物販、奥の飲食の2つのチャレンジショップだが、当面はTREEで運営。物販は通りが見える形のコーヒースタンド的なカフェに。奥はグランピングカフェとしてテントも設置して飲食を提供。カフェは午前10時から午後11時半まで、グランピングカフェは午前11時から午後2時までランチタイム、5時から11時までディナータイムとして営業する。
スタッフはMGNETに勤務して5年になる中川裕稀さん(24)と、このために魚兵に入社した今井将智さん(24)と日下部優哉さん(23)の3人。偶然だが3人とも三条市下田地区出身の同世代がそろった。「まちと人をつなぐかけ橋に」との考えから、「三条と下田の人をつないで地方だからできる自己実現につなげてあげられたら」と言い、「一緒に商品の開発やプロデュースにも取り組めれば」と願っている。
20日は一ノ木戸商店街の関係者らを招いてレセプションパーティーを開いた。22日は午前10時からオープニングイベントを行う。問い合わせは「TREE」(電話:0256-55-1162)へ。