22日、富永草野病院(草野恒輔理事長・三条市興野2)で開かれた第157回ロビーコンサートに国定勇人三条市長夫婦が出演。語呂合わせで「良い夫婦の日」の4月22日にふさわしい会場が一体となったあたたかい演奏で会場をわかせた。
県内を中心に活躍するチェリスト片野大輔さんとピアニスト今井慶子さんと仲間たちのコンサート。片野さんからチェロを学んで4年になる国定市長の妻、律子さん、それに感化されてクラシックギターを始めて2年になる国定市長も出演したもので、1年前にも同じような形で夫婦共演を果たしている。
裕に200人を超える来場があり、ロビーは立ち見も出る大入り。片野さんと今井さんの演奏に続き、終盤でまずは律子さんがステージへ。片野さんと一緒にチェロを弾いて主旋律をとる場面もあり、4年のキャリアを感じさせる落ち着いた演奏を聴かせた。
国定市長は先生とともにギターデュオで「禁じられた遊び」を演奏した。前回は後ろであまり音が聞こえないレベルでの演奏だったが、今回はフロントで演奏。最初は一度、演奏をやり直し、途中でも演奏が止まることもあったが、わが子の演奏を見守るように会場全体で後押しし、演奏が終わると割れんばかりの拍手でわいた。
さらに草野理事長と会場に居合わせた三条鍛冶道場の長谷川晴生館長が全員合奏の伴奏でアイルランド民謡の「ダニーボーイ」を歌い、最後は来場者も一緒に「朧月夜」を合唱した。
律子さんは「やっぱり本番には魔物がいる」とミスを反省しつつ、人前で演奏すると「その曲にとりあえずのめどが立つ」と達成感も。国定市長は「思ったほど緊張しなかったんだけど…」と苦笑いしながらも日常にはない刺激を楽しんでいた。