見附市は14日から5月7日まで見附市民ギャラリー「ギャラリーみつけ」で「池山阿有 新収蔵品展」を開き、地元見附市の洋画家、池山阿有さんが今年度、見附市に寄付した作品14点を展示している。
池山さんは1939年生まれ。多摩美術大学絵画科を卒業して県内公立高校の美術教諭で76年に中央の光風会展で初入選し、笹岡了一氏に師事した。今は光風会常務理事で日展会員。三条市・県立三条東高校に長く勤務したので三条市内の教え子も多く、池山さんを指導者に三条市を拠点とする美術団体「火曜会」も誕生している。
今年度に入って池山さんから見附市へ作品の寄付を受けたことから、そのお披露目として今回の新収蔵品展が企画された。作品のほとんどが日展や光風会展の出品作のこともあり、作品は80号から130号までの大作で圧巻だ。
40歳だった1979年から71歳だった2010年までの作品が並び、長く描き続けた「炉ばた」シリーズが多い。65歳だった2006年に日展会員賞を受けた「朝茶」(F130)もある。
また、昨年3月に同ギャラリーオープンを記念して開かれた池山阿有展の図録(3,000円)の販売も行っている。午前10時から午後10時まで開館、月曜は休館日。入場無料。