一般社団法人燕市体育協会主催の第28回燕マラソン大会が「昭和の日」の29日、燕市・スポーツランド燕で開かれ、昨年の640人を上回る691人が参加して春の青空の下で快走した。
県外からも遠くは兵庫県神戸市から関東圏を中心に12都県の45人が参加。距離は3km、5km、10kmの3種類で男女別、年齢別の合わせて16部門に分かれて順位を競った。
開会式では、今回が20回目の出場となった壮年男子3kmに出場の近藤久栄さん(吉田楽走会)と同じく成岡力さん(燕朝日走友会)の2人と、10回目になった選手5人を表彰した。
選手宣誓は、来年は家族3人で出場したいという燕市東太田に住む2回目の出場の深海大さん(43)=壮年男子10km・親子かけっこ教室=、初出場の理里さん(44)=壮年女子3km・同=夫婦、今回は応援の娘の羽咲ちゃん(5つ)が家族で行った。
午後から雨が降ることもあったが、朝のうちはさわやかな青空が広がって絶好のマラソン日和。鈴木力市長によるピストルを合図に協議がスタートした。
ことしは市内企業に副賞の協賛を募ったところ、数多くのメーカーがたさくんの製品を寄付してくれた。カンダのメタル丼、藤次郎の包丁、アサヒの漆塗(シーマ)タンブラー、三宝産業のワイングラス、セブン-セブンの真空二重構造ステンレスボトル、山崎金属工業の洋食器セット、新越ワークスの山クッカーと超豪華。さらに県外からの参加者全員にカンダのレンゲスプーンと、ハウスウエア関連の最終製品を製造するメーカーが多い燕市ならではの充実ぶりだ。
アトラクションとして新潟けん玉部「GATAKEN(がたけん)」によるパフォーマンスやゴールでは飛燕太鼓が演奏。また、これまで禁止していたわけではないが、ことしは仮装での参加の歓迎をうたったこともあり、何人か仮装しての参加があり、イベント色が色濃く、楽しい大会になった。
スパイダーマンの仮装で参加したのは、長野県長野市に住む50歳代の男性。各地のマラソン大会に何度かスパイダーマンで参加している。燕マラソン大会の参加は昨年に続いて2回目。昨年は仮装しなかったが、ことしは仮装歓迎ということで燕でスパイダーマン姿を初披露し、「仮装すると応援してもらえるのがうれしい」とスパイダーマンの決めポーズでストレッチしていた。