1日に出発したJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」の一番列列車は4日、3泊4日の旅程を終えて上野駅に到着。その最後の停車駅となった東三条駅には豪華列車をひと目見ようと約700人が訪れた。
四季島は4日、新潟県に入って新津駅に停車。新潟観光としてそこから乗客は観光バスで鎚起銅器の玉川堂(玉川基行社長・燕市中央通2)へ移動し、約1時間の工場見学のあと、東三条駅へ移動し、到着した四季島に乗って帰路に着いた。
四季島の乗客が駅で観光バスを降りると、三条大凧合戦の六角凧を掲げて歓迎。乗客は駅に新設された四季島専用のゲートを通過して構内へ入った。
四季島は前照灯を点灯し、駅のかなり手前から警笛を鳴らしてホームへ滑り込んだ。駅に停車している15分間、入場した人たちは配布された四季島のロゴが描かれた小旗を振ったり、歓声を上げたりして四季島を迎えた。なめるように四季島を観察し、写真を撮ってちょっとした興奮状態だった。
鉄道ファンはもちろん、ふだんは鉄道に興味はないが、最低でも1泊2日で1人32万円という豪華列車を見ておこうと訪れた地元の人も目立った。三条市出身で東京に移り住んで演奏活動を行う男性は「列車で各地へ演奏に出掛けるうちに列車に興味がわくようになった。四季島はかっこよくて最高でした」と言い、若い女性は「高級だって言うんで自転車に乗って見に来ました。ぴっかぴかっでした」と喜んでいた。