弥彦村と旧寺泊町、分水町、吉田町の4町村の盆栽愛好会の合同展「越の近郷盆栽展」が6、7の2日間、燕市吉田産業会館で開かれている。
参加している盆栽愛好会は、弥彦盆栽国風会、寺泊盆栽一品会、分水梢風盆栽会、吉田盆栽緑風会。各団体別にまとめて合わせて45席に展示しており、花を咲かせたフジやサツキもあり、90歳になる会員が手塩に掛けた盆栽もある。また、会員の山野草や盆栽道具の剪定(せんてい)ばさみや銅線の販売、200円で抹茶のふるまいも行っている。
毎年欠かさず5月に開いており、ことしで第39回。町村単位で盆栽展を開いても来場者が少なく、集客増を図る意味もあって4団体合同で開いている。当初は「四ケ町村盆栽展」と称していたが、平成の大合併後は今の「越の近郷盆栽展」に改称。また、会場はずっと4団体で持ち回りにしていたが、数年前からいろいろと便のいい吉田産業会館に固定している。
ことしは4月29日から5月7日まで弥彦神社で開かれいる弥彦神社盆栽展の日程に重ねて開いた。弥彦神社盆栽展の見学のついでに立ち寄ってもらおうというねらい。来年は節目の40周年になり、それに向けてはずみをつけるためにも大勢の来場を呼びかけている。7日は午前9時から午後4時まで。
また、弥彦神社盆栽展は日本盆栽協会新潟支部連合会が主催、日本盆栽協会弥彦支部の主幹で開かれており、ことしで第32回。拝殿の回廊に42席を設けて粒ぞろいの盆栽を展示しており、6日は雨降りにもかかわらず大型連休の行楽客が弥彦神社の参拝がてらに盆栽を鑑賞していた。