燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺(松島孝夫住職)の県指定の天然記念物「八王寺の白藤」は4日、花が咲き始めたところで、見ごろは大型連休には間に合わず、来週に入ってからになりそうだ。
東西30メートル、南北20メートルの棚に枝を広げたフジは、滝のように白い花房を下げ、花が放つ甘い香りが充満。市外や最近はインターネットでの情報の拡散もあって県外から訪れる人も増えている。
例年、5月中旬に満開になるが、昨年は開花が早く、大型連休後半には見ごろを迎えた。ことしは昨年より遅いが、昨年が例外的で、ことしも例年よりやや早いペースで開花が進んでいる。
4日は試験的にフジ棚に下げたちょうちんを点灯した。時々、見物客が訪れたが、「もう1回、来ないと」と花見を早々に切り上げていた。ただ、花房はたくさん下がって甘い香りを放ち始めており、ことしも見事な満開を見せてくれそうだ。