三条祭りは14日、三条市・八幡宮の春季大祭の宵宮で幕を開け、好天の日曜とあって日中から大勢の参拝者でにぎわった。
露店は、昨年より12店多い238店が出店し、八幡宮の境内や八幡小路などにことしもぎっしりと並んだ。
宵宮の神事は午前7時からだが、午前中から店開きした露店の並ぶ境内には朝から小さな子どもを連れた家族などが訪れはじめた。正午過ぎからは小学生や中学生の子どもたち、家族連れなどが時間の経過とともに増えた。
午後3時には拝殿前には参拝客の列ができ始めた。予報では夜は雨、翌日の大名行列は月曜なので露店めぐりは宵宮の日中にと考えた子どもが多かったのか、日中は近年、まれにみる人出の多さだった。
青空が広がり、最高気温26.0度の夏日だったこの日、強い日差しを受けて半袖でも汗ばむ陽気。参拝を終えて露店を覗いて歩く子どもも大人も赤い顔で、新潟のお祭りの定番「ぽっぽ焼き」や冷たいシャーベットなどには行列ができていた。
翌15日は、午前10時の八幡宮の春季大祭(神事)に始まり、10時半から境内で「傘鉾コンクール」、午後御0時45分に「大名行列」八幡宮を出発、5時から「舞込み」と続く。
「大名行列」は、神事で本殿の御霊(みたま)を移したみこしを守り、先供(やっこ)、道祖神(てんぐ)、鷹匠、若衆会、神職、囃子方、傘鉾など総勢400人以上で編成。八幡宮を出発して本町通りを進み、神明宮前で行列を組み直して田島の諏訪神社に進み、八幡宮に戻る。
大鉾(おおほこ)など背の高い大型の道具は昭栄大橋下をくぐれないので、橋の手前で折り返している。、行列のすべてを見たい人には昭栄大橋より手前の見物がよさそうだ。