三条市立第三中学校(生徒284人)は13日、第23回チャレンジウオークを行い、ことしも全校生徒と小中一貫教育の小学生や保護者など約360人が、五十嵐川上流の大谷ダムから同校までの約32キロを歩いた。
長距離を歩き通すことで心身の鍛練の場にと毎年、原則として全員参加で行っている恒例の一大行事。小中一貫教育の一環として同学校区の三条、裏館、上林小学校の児童にも参加も募り、今回は、希望した24人とその保護者24人が参加し、中学校の保護者26人や教諭も生徒とともに完歩を目指した。
準備や運営は毎年、PTAがボランティアで協力しており、72人が参加。総勢450人が参加した。
午前7時半に学校に集合し、13台のバスで大谷ダムへ。雨の降るなか午前8時45分から10分おきに1年生、2年生、3年生がスタートした。いい湯らてい、市役所下田庁舎、篭場のポンプ場、三条商業高校裏の五十嵐川河川敷の4つのチェックポイントを通り、ゴール。
第2チェックポイントの下田庁舎に向かう国道289号線では雨はやみ、新緑の中を駆け抜けていく生徒、友だちと楽しそうにしゃべりながら歩く生徒、前を見てもくもくと進んでいく生徒、中学生に負けず走っていく小学生、「もう無理」と顔をしかめながら足を進める小学生など、それぞれのペースで第三中学校を目指した。
ゴールの学校では、ボランティアの保護者や先にゴールした生徒が、一人ひとりを迎えた。正確なタイムは計測していないが、最初にゴールしたのは、32キロを約2時間5分余りで駆け抜けたバスケットボール部キャプテンで生徒会長の3年生男子。1年生のときから3年間連続の1着ゴールだった。