三条傘鉾(かさぼこ)振興会(井村孝嗣会長)は、15日午前10時半から三条市・八幡宮境内で「三条まつり傘鉾コンクール」を開き、一新した5人の審査員が7基の傘鉾人形を審査した結果、田町傘ぼこ会の「輝く未来に向かって みんな 金 マルキン」が最高賞の金賞を受賞した。
境内には、干支(えと)にちなんだトリ、オリンピック、稀勢の里や豊山をモチーフにした相撲などを題材にした作品が並んだ。
傘鉾人形は、自治会や事業所などの団体が、家庭日用品や金物を使って世相を風刺した三条ならではの人形を製作。ざるやかご、ほうき、布団たたき、お玉、洗濯ばさみ、台所スポンジなどの材料を組み合わせ、さまざまなアイデアを形にしており、ほとんどが高さや幅が1メートル前後はある大作揃いだ。
ことしは、審査員全員の5人が入れ替わって初めてのコンクール。出品者が順番に傘鉾の前に立って、作品の解説をしてから審査した。生活上の身の回り品の原型をとどめながら組み合わせていること、時代を風刺したテーマであることなどの観点から審査し、審査員の得点の合計で、金賞、銀賞、銅賞各1点と佳作4点を決めた。
表彰式では、井村会長からそれぞれの団体に表彰状と賞金を贈った。各賞(得点)は次の通り。
【金賞】▲田町かさぼこ会「輝く未来に向かって みんな 金 マルキン」(88)
【銀賞】▲四之町「三条まつりと豊山でダブルフィーバー!!」(84)
【銅賞】▲上町「奉納土俵入」(83)
【佳作】▲八幡町「三条小学校 144年間ありがとう」(81)▲鍛冶町 「扇子いーね!三条市」(81)▲三条信用金庫「不死鳥フェニックス! 真央ちゃん、ありがとう」(65)▲三条市職員互助会「『改めてエコ!』エコちゃんサンちゃん」(54)
■金賞
■銀賞
■銅賞
■佳作