最後の越後瞽女(ごぜ)で三条市名誉市民の小林ハルさんが歌い継いだ越後瞽女唄がこれからも伝承されていけばと、20日午前10時から三条東公民館で越後瞽女唄を聴く会が開かれた。
小林ハル瞽女唄保存会(霜鳥レイ子会長)の主催で昨年から春と秋の年2回開かれており、今回が3回目。20人余りが参加し、保存会の主任講師の須藤鈴子さんと室橋光枝さんが三味線を弾いて瞽女唄を披露し、聴くだけでなく瞽女唄「葛の葉子別れ」を参加者から歌って魅力にふれてもらった。
また、初代会長だった三条市の野嵜久次さんが2015年4月25日に90歳で死去してから3回忌になり、野嵜さんの足跡をしのんで、野嵜さんやハルさんを撮影した写真パネルも展示した。