一般社団法人新潟青年会議所(江部洋人理事長)は27日、昨年に続いて弥彦神社相撲場を会場に第33回わんぱく相撲新潟地区大会を開き、21人の小学生が出場して本格的な土俵で力と技を競った。
わんぱく相撲大会は、公益社団法人東京青年会議所主催のわんぱく相撲全国大会を頂点とする小学生の相撲大会。その予選となる大会は地域の各青年会議所が開いており、新潟県内では22青年会議所のうち新潟をはじめ8つの青年会議所が開いている。
新潟青年会議所は以前は地元の新潟市内を会場に開いたが、2015年に弥彦神社に新しい相撲場が完成。弥彦村は、一般社団法人燕三条青年会議所のエリアだが、燕三条青年会議所はわんぱく相撲大会を開いておらず、伊勢ヶ浜部屋が合宿に使う本格的な施設であり、参加者の拡大にも期待して昨年から弥彦神社相撲場を会場にしている。
今回の燕三条地域からの参加は数人にとどまったが、参加した小学生は1年生から6年生まで。3年生以下、女子、4年生、5年生、6年生の5部門に分かれてリーグ戦で競った。
子どもたちはまわしをつけて土俵に上がり、低学年は相撲の経験がない子どもが多く、行司にそんきょから教えてもらって対戦。戯れているような取り組みに応援の家族や居合わせた観光客は目を細めていた。
逆に高学年はふだんから相撲をけいこしている子どもばかりで、体格も立派。1分以上も勝負が決まらない大相撲になることもあり、決着すると思わず歓声や拍手がわいていた。
物言いで審判員が土俵に上がって協議することもあれば、大相撲の懸賞金の広告のように協賛企業名を書いた紙を青年会議所会員が掲げて土俵を回るパフォーマンスもあり、本格的だった。
4、5、6年生のそれぞれ1位は6月18日に見附市で開かれる県大会に出場する。さらに県大会でベスト4に入れば、7月30日に東京・両国国技館で開かれる全国大会に出場できる。