加茂市岡ノ町、貸しアトリエ「あとりえきっか」は、2日から4日までと9日、11日の5日間、須貝正利彫刻展を開き、塩化ビニールパイプを使った造形作品を展示している。
作品は、塩化ビニールパイプを主に鉄やアルミなども使って、植物、カタツムリやヘビなど昆虫を表現。頭像の自画像など13点を展示している。
漆の塗り師でもあるという須貝さん。塩化ビニールをつなぎ合わせて曲線と直線を活かした作品に、塗装を施している。黒い塗装の作品は、蒸気機関車のような重厚さで、素材を感じさせない。
須貝さんは、1959年胎内市(旧中条町)生まれ。85年に新潟県美術展覧会彫刻奨励賞を受賞、87年に新潟大学大学院を修了。91年に新潟県央芸術美術展彫刻記念賞、2015年に新潟県美術展彫刻県展賞を受賞した。現在は新潟県美術展覧会無鑑査、新潟県彫刻会会員。
彫刻展は、午前10時から午後5時までで、最終11日は午後4時まで。入場無料。会場は、加茂山公園駐車場前から加茂駅に向かって数百メートル先の左側、「ショッピングセンターメリア」の裏。