燕市は4日から8月8日まで6会場で順に鈴木力市長との懇談会「ふれあいトーク」を開いており、その初日4日、燕市中央公民館で開いたサンデートークには27人が参加した。
市民と顔を合わせて直近の市の取り組みを話し、市民から直接、質問や意見を聞こうと毎年、市内の会場へ出向いて行っている。平日の夜に設定しているが、1会場だけは日曜の日中に開く「サンデートーク」。ことしは初日をサンデートークにした。
鈴木市長をはじめ部課長以上が席を並べ、鈴木市長が第2次燕市総合計画で進める3つの人口増戦略、県央基幹病院・県立吉田病院の動き、国道116号吉田バイパスの動き、統合浄水場建設の動き、下水道事業について話した。
例年通り手話通訳と要約筆記の情報保障も行った。数人の耳の不自由な人が出席し、市の説明会に手話通訳をつけてほしい、4、5月と行った循環バス「スワロー号」の休日運行を6月以降も続けてほしいという要望があった。
県央基幹病院設置に伴う燕労災病院の今後についての質問に鈴木市長は、「労災はまず無くなると考えてください」、「県のリーダーシップのもとで有効なものにしてくれと県にお願いしている」と説明。研修医のレジデントハウスができるのかという質問には研修医の確保のためにも「そういう制度が組まれると思う」、「そのあたりの動きを察知して民間の投資の動きがあるやと聞いている」。
保育園の民営化は新たに入園する園児からが対象になるよう民営化の公表から実施まで6年間待ってほしいという意見にはスピード感の問題もあり、「皆さんの不安を取り除きながら考えたい」。子どもが通う保育園が民営化されるために公立保育園に転園するのは可能かという質問には可能とした。
また、燕北幼稚園の園舎が古くて外壁も汚く、幽霊園のようになっているという指摘もあった。今後のふれ合いトークの日程、会場は次の通り。いずれも午後7時から8時半まで。