三条市まちなか交流拠点施設「ステージえんがわ」の利用が少ない男性が足を運ぶきっかけになればと10、11の2日間、ステージえんがわで「昭和の自動車展Vol.1」が開かれており、市外からもクラシックカーマニアが訪れてにぎわっている。
展示は2日間とも午前10時から午後3時まで。県内から集まった11台のホンダのクラシックカーをはじめ13台を展示しているほか、コペンのカーゴトレーラーのプロジェクトに参加した板垣金属や外山製作所をはじめ、三条市内の自動車部品の製造や加工、販売にかかわる事業所のブースも設けている。
ホンダ車は、古くは1963年発売のT360から当時は高嶺の花だったスポーツカーのS600やS800などがそろった。半世紀前の生産とは思えないほどどの車もきれいに手入れされており、もちろん自走可能だ。
70歳代には若いころにハンドルを握ったことのある車で「懐かしのーなんね」、「フロンテに乗ってたいの」。50歳代には親などに乗せてもらった車で、その下になると初めて見る車ばかりと、世代によって印象は大きく異なる。
新潟市秋葉区の旧小須戸町50歳代の夫婦は、夫は今もホンダ車に乗る根っからのホンダファン。ホンダ車ばかりと知らずにクラシックカーを見に訪れただけに、会場に来て喜びもひとしお。「いいですね。これからも車種を変えたりして続けてほしい。S600もほとんど見ることができないのにS800と並んで見られるとは」と感激し、車と一緒に記念写真を撮っていた。