10、11日と三条市まちなか交流拠点施設「ステージえんがわ」で開かれる「昭和の自動車展Vol.1」を前に9日、前夜祭のトークイベントが行われ、市内外からクラシックカーマニア20人余りが訪れ、熱気にあふれた。
展示は2日間とも午前10時から午後3時まで、11台のホンダのクラシックカーをはじめ13台が展示される。前夜祭は「ホンダ組み立て式クランクは凄かったのか?」、「古いクルマとの付き合い方」の2つをテーマに来場者と一緒になって話した。
会場にはホンダ初の四輪自動車、1963年発売のT360がお目見え。新車と見間違うほどぴかぴかに手入れされており、愛好者にはムード満点だ。
クラシックカーのオーナーにとっていちばんの問題はパーツの確保。他車のショックアブソーバーを改造して使っている、現行のタイヤではフェンダーに収まらないなど、パーツの入手は難しい。
メーカーは製造者責任の問題もあって古いクルマのパーツの製造を期待するのは無理で、「燕三条のメーカーによって生き残る道が見つかるのでは」と期待。全国のマニアに向けてまとまった数のパーツを製造してはどうかという提案もあった。関係者は年数回、テーマを変えてクラシックカーのイベントを開きたいと話していた。
この自動車展は、ステージえんがわの利用が少ない男性が集うイベントをとの発想でスタートした。ねらい通り参加者はほぼ百パーセント男性だった。