10日から7月5日まで長岡市栃尾美術館で県立栃尾高校の高校生が自分で書いた書を木に彫りつけた「刻字(こくじ)」の展覧会が開かれている。
タイトルは「刻字展〜自書自刻!筆を刀に持ちかえて〜」。昨年度、東京都美術館で開かれた第11回高校生刻字展で、栃尾高校は団体で全国2位の準優秀賞に輝き、ことし2月17日に表彰を受けた。
その出品作を展示しているもので、昨年度は13人いた書道部員と書道を選択した生徒が制作した合わせて約80点。作品の名札に刻字展で受けた優秀賞、秀作賞、入選も表示した。
刻字は書家のでも手掛ける人は限られる。高校生ながら書家と見間違うような堂々とした作品もあれば、「ナス」の文字とナスの絵をデザインしたり、「流星」に流れ星のデザインを加えたり。ローマ字を彫ったり。プロ野球チーム名を彫ったりと高校生らしい遊び心にあふれた作品も多い。
7月1日午後1時から刻字体験ワークショップを行い、先着5人を対象に栃尾高校書道部顧問が無料で刻字を指導する。栃尾美術館は午前9時から午後5時まで開館、月曜は休館。刻字展は無料で鑑賞できる。