第18回三条美術協会展が16日から18日までの3日間、三条東公民館で開かれており、三条美術協会(椛沢伸治会長)の会員79人のうち68人が制作した合わせて82点の作品を展示している。
展示作品の部門別の内訳は、日本画10点、洋画9点、彫刻8点、工芸9点、書道27点、写真19点。館内の3つの部屋を使って展示している。
三条美術協会は、三条市を拠点に活動する作家を会員とする美術団体。毎年、協会展を開いて作品を発表し、三条市の美術振興に務めている。それまで会場にしていた三条市体育文化センターの解体工事が始まったため、昨年から三条東公民館に会場を移している。
美術愛好者が減って三条美術協会会員も減少が続いている。ことしも亡くなった人もあって昨年より数人、会員が減ったが、昨年と同数の展示作品を確保できた。とはいえ中央で活躍する作家が多く、三条の美術界の粋を集めた作品展となっている。
午前9時から行った開場式でも椛沢会長は「十分、見応えのある会場になった」と喜び、「作品にふれて少しでも自分でつくってみようという気持ちになってもらえれば幸い」と願った。
午前9時から午後6時まで開場、最終日18日は午後4時まで。17日は作品解説会を開き、午後1時半から日本画と工芸、2時から洋画と彫刻、2時半から写真と書道の部門に分けて会員が解説する。入場無料。